週刊Coelacanth

小川作文講座 http://ogawasakubun.blog.jp/

                        <お知らせ>
                        現在月一回の更新になっております。
                        毎月、中旬頃を予定しています。
                        過去の記事も見ていただければ幸いです。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

絶対的な味方と負の可能性

村上春樹の小説の中で、睡眠について、この様に書かれていた。一部抜粋及び、やや意訳あり。 「人には、行動・思考における個人的な傾向があり、その傾向は、概ね不変であり、それによって生まれる、偏りというものを睡眠によって、中和させている。」と。 …

新たに見つける自身における普通な側面

それまで大きく不足していた物質的な側面への欲求が満たされていく中で、同時に、何とも言えない違和感に曝されていく。 それまでのよくも悪くも安定していた自分から変化しているという、単純な状況の変化に対する不安感というものはあるのであろう。 そし…

自身を否定されるということ

その表現が、表層的には普通の範囲における異端に見える場合にも、自身の真意を理解されない形での否定があるのであろう。逆に、真意を理解した上での否定は、一般的な感覚における負の対応ではなくなる。同時に、これは、肯定にも同様のことが言えることで…

弱者の努力への称賛

オリンピックの水泳競技に、ろくな設備も無いアフリカの選手が出場し、2倍以上の時間をかけて泳ぎ切り、観衆から多くの拍手を貰っていた。そして、それは、その日のニュースに取り上げられていた。ちなみに、シドニーオリンピックの件の背景は、一応知ってい…

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