週刊Coelacanth

小川作文講座 http://ogawasakubun.blog.jp/

                        <お知らせ>
                        現在月一回の更新になっております。
                        毎月、中旬頃を予定しています。
                        過去の記事も見ていただければ幸いです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

孤独について

孤独とは、辞書では、「仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。」「思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。」とある。 時に、孤独感というものを強く感じることもある。一人暮らしをしているのであれば、ちょっと、具…

変わらない嬉しさの本質

以前に、とある治療をした時に、数か月間食事制限を医者から言い渡された時がある。別に、食欲は普通にあるのに、好きに食べられないという状況。 その時にコンビニで買った一つのパン。チーズのパンだったと思う。それを買って、食べた。美味しかった。その…

人の価値は、「今」で決まるのであろうか。

人の価値は、「今」で決まるのであろうか。 昔は、イケメンで、成績が良くて、モテていた人が、同窓会では、極普通の人になっている。昔は、太っていたり、友達が居なかった人が、出世していたり、有名人になっている。 一般的には、前者よりも、後者の方が…

束縛と承認。束縛と飛散。

自由とは、束縛の上に成り立つ。それは、そもそも束縛しなければ、存在自体を規定しえないからである。 根本的な意味で、自由に存在を可能にしているものは、あるのであろうか。所謂、自由という状態とは、一つの枠の中において、選択権があるということでも…

私の祖父という距離感

祖父という存在は、また違うのであろうか。父とは。 父という存在に対して、逆とは言え、相関的には、同じ距離感に居る者同士。祖父と父であり、父と子。上司に対して、同じ距離の同僚。一人の男性に対しての恋人と、浮気相手。それぞれに、どこかしらに共通…

彼らも、そこに存在している

「鷹村守が言っていた。」 漫画「はじめの一歩」の主要人物の一人である。「所詮は、漫画の人でしょ?」と思われるのであろうか。 どんなに素晴らしいことを言っていたとしても、フィクションの人の言動であって、実在の人物の言動とは違うものとして、正当…

例え、一瞬の些細な出来事であったとしても

学校に行かない方が良かったとも思わないが、行っていて良かったとも思わない。生まれてきて良かったとも思わないが、生まれてこなければ良かったとも思わない。 働くことと似ているのか。そんなに多くの人々が、仕事にやりがいを強く持ってやっているのであ…

時という錯覚の上で生きているのかもしれないということ

我々は、時間に追われているのであろうか。我々が、時間を追いかけているのではなかろうか。 時に、時間の経過を待つこともある。時間に押してもらっているのかもしれない。時間に、引っ張ってもらっているのかもしれない。時間という存在を捕まえようとして…

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