彼もその中で生かされている
寝たきりの権力者。子供でも、その管を抜けば、数分で命を落とせるのであろう。それでも、彼の力は、揺るがない。
人における他の存在に依存しなければならない側面。それが彼を支えているのかもしれない。その側面は、彼にも、備わっている。そういう意味では、持ちつ持たれつ。
違法という背景による悪という分類ではなく、善と悪の境界線の中にいるのであろう。彼らの正義に対しての世間の判別における善と悪。
その境界線を分ける要素は、犠牲の有無であり、その量であろうか。そして、その犠牲という側面も、見える範囲の話でしかないとも言える。見えない範囲であり、二次的な範囲を含めれば、さらに善悪の境界線は、見え難くなるのであろう。