週刊Coelacanth

小川作文講座 http://ogawasakubun.blog.jp/

                        <お知らせ>
                        現在月一回の更新になっております。
                        毎月、中旬頃を予定しています。
                        過去の記事も見ていただければ幸いです。

孤独について

孤独とは、辞書では、「仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。」「思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。」とある。 時に、孤独感というものを強く感じることもある。一人暮らしをしているのであれば、ちょっと、具…

変わらない嬉しさの本質

以前に、とある治療をした時に、数か月間食事制限を医者から言い渡された時がある。別に、食欲は普通にあるのに、好きに食べられないという状況。 その時にコンビニで買った一つのパン。チーズのパンだったと思う。それを買って、食べた。美味しかった。その…

人の価値は、「今」で決まるのであろうか。

人の価値は、「今」で決まるのであろうか。 昔は、イケメンで、成績が良くて、モテていた人が、同窓会では、極普通の人になっている。昔は、太っていたり、友達が居なかった人が、出世していたり、有名人になっている。 一般的には、前者よりも、後者の方が…

束縛と承認。束縛と飛散。

自由とは、束縛の上に成り立つ。それは、そもそも束縛しなければ、存在自体を規定しえないからである。 根本的な意味で、自由に存在を可能にしているものは、あるのであろうか。所謂、自由という状態とは、一つの枠の中において、選択権があるということでも…

私の祖父という距離感

祖父という存在は、また違うのであろうか。父とは。 父という存在に対して、逆とは言え、相関的には、同じ距離感に居る者同士。祖父と父であり、父と子。上司に対して、同じ距離の同僚。一人の男性に対しての恋人と、浮気相手。それぞれに、どこかしらに共通…

彼らも、そこに存在している

「鷹村守が言っていた。」 漫画「はじめの一歩」の主要人物の一人である。「所詮は、漫画の人でしょ?」と思われるのであろうか。 どんなに素晴らしいことを言っていたとしても、フィクションの人の言動であって、実在の人物の言動とは違うものとして、正当…

例え、一瞬の些細な出来事であったとしても

学校に行かない方が良かったとも思わないが、行っていて良かったとも思わない。生まれてきて良かったとも思わないが、生まれてこなければ良かったとも思わない。 働くことと似ているのか。そんなに多くの人々が、仕事にやりがいを強く持ってやっているのであ…

時という錯覚の上で生きているのかもしれないということ

我々は、時間に追われているのであろうか。我々が、時間を追いかけているのではなかろうか。 時に、時間の経過を待つこともある。時間に押してもらっているのかもしれない。時間に、引っ張ってもらっているのかもしれない。時間という存在を捕まえようとして…

選択していない自分

何かどれも一長一短。むしろ、全然ピンとこないに近い。先日、とある友人に数年振りにあったから、そこら辺に関するものを書こうかとも思ったりもしたが、何か迎合感や違和感がある気がする。まあ、そういう流れで書くというのは、一般的には割りと普通なの…

作品を重ねる毎に、理論になっていくのであろう

作品を重ねる毎に、理論になっていくのであろう。例えば、映画で言えば、その作品が、リメイクされる毎に。ただの単一の存在であったものが、それに体系が作られ、思考が加わり、思想が生まれ、理論として、一定の確立を得ていく。 その作品をどの様に表現す…

一人ひとりの言語

ラ抜き言葉も、一つの言語なのであろう。希薄(きはく)を、「きうす」と読んではダメなのであろうか。これらは、間違っているのであろうか。正しい日本語とは、何のことを言っているのであろうか。 辞典など単なる平均であり、多数の集合体でしかないのであ…

「大人」という、その状況における一つの状態」

人は、大人になるのか、大人という振る舞いを知っただけなのか。 大人と子供の差は、本質的なものではなく、知識の差でしかないのではなかろうか。年齢的に子供でも、大人な人は居るのであろうし、その逆も然り。 環境によって、変わる部分もある。肩書きが…

我々は、何を見ているのであろうか

ドラマや映画。それは、見せてもらっているというよりも、見せられているという方が正しいのではなかろうか。 視聴者は、我々の為に、我々に向けて、作られている、演じているという感覚を持っているのではなかろうか。視聴者に向けられたサービスというより…

今ではないもの

今は、まだ書きたくないネタやテーマというものもある。あえて、手を出さないものとも言える。 ある若手俳優が、ある有名な映画を、あえて見ていないと言っていたことがある。楽しみを取っておきたいらしい。似た様なものなのであろうか。 私が、まだ未熟だ…

今、私は、就活生を横目に何を思うのであろうか。

今、私は、就活生を横目に何を思うのであろうか。 大変そうだなと。これから、荒波に揉まれるのかと。染まっていくのか、既に染まっているのか。 現実を見るタイミングではあるのであろう。半強制的に。社会の中で、生きるということと向き合わざるをえない…

木の一生

例えば、木の一生というものをどう捉えるか。我々のそれとは、違うのかもしれない。我々の思っている、木の一生とは、木にとっては、単に、外出しただけに過ぎないのかもしれない。我々が認識している一生が、彼等にとっての一生と同じとは限らない。 同様に…

日本の文化の一端への誇り

ある意味での単純な親子関係や家族関係の構築に関しては、日本よりも、アメリカの方が、平均は高いのかもしれない。コミュニケーションを大事にして、子供の自立を重要視し、幼少期から促す。その中で、両親の考えに触れる機会も多いのであろう。その方が、…

後悔するということ

ある小説の一説に「昔、私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた。」という言葉がある。 そこだけを切り取れば、一般的には、「やらないよりも、やって失敗しろ。」「後悔しない様に生きろ。」…

異常性について

本質的な異常性は、それ自体が、苦しいわけではない。その異常性を纏ったまま、常識の枠の中に浸らなければならない状況だからである。それ自体が、大変なわけではなく、それを携えたまま、常識という枠の中で、日々を常識的に過ごさなければならないからで…

「他人の意見を否定しない。」ということ

とあるワークショップやミーティングにおいて、「他人の意見を否定しない。」というルールを設ける場があると聞く。まあ、実際に、似た様な場に、参加したことはあるにはある。 何かを虐げなければ、何かを差し示すということは、出来ないのではなかろうか。…

存在について

存在するということは、他の存在との接触によって、存在を可能にしている側面はあるのであろう。それは、その存在と、その存在以外の存在との境界線の設定でもある。同時に、その存在以外の存在を拒絶することによって、成立するとも言える。否定とも言える…

沢田研二

今年の9月に、沢田研二が、コンサートを開演数時間前に、ドタキャンしたというニュースがあった。観客の不足が原因らしい。事前に、主催者とは、約束されていた項目ではあるらしい。 どっちがプロとしての意識が高いのか。自分が満足というよりかは、万全で…

「1+1」

「1+1」は、なぜ「2」なのであろうか。「3」でも良いのではなかろうか。1つのものと、1つのものを足して、3つになっても良いのではなかろうか。 そう決めたからか。ルールや規則だからか。あなたの中の自分で答えを導いたものが、正解でもある。 1…

「少なからず」

「少なからず」「少なくとも」という言葉。 「その可能性・側面は、少なからず、ある・言える。」 「少なくとも、○○であるということは、言えるのであろう。」 「否定し切れない」も近いか。 「その可能性・側面があるということは、否定し切れない。」 「○○…

終わり

最近は、爪を切る回数がふえている。深爪をしない様にしているので。伸びたら切る。髪とかも同様に。何だか、虚無感的なものは出てくるか。一生続くのかと。 髪が伸びれば、散髪して、お腹が空けば、飯を食い、性欲が溜まれば、自慰をして、尿意を催せば、小…

変態

昔、変態が増えているという番組がTVでやっていた。ちなみに、変態の定義の一つには、ある分野の学者が提示した「生殖行動に結びつかない性行動」というものがあるらしい。例えば、SM、露出、ボーイズラブなどが、代表的なものらしいが、多岐にわたるらしい…

片鱗

常識であり、普通よりも、負担が掛かる。同じことをやっても。それに何か問題があるのか。それだけの時間をかけたものには見えないのであろう。違いが分かる人の方が少ない。別にそういう凄さが分かるとか、分かって欲しいというものではないのであろう。 自…

補完

子供達の集団において、ある一人の騒がしい子がいて、その子がいなくなると、別の子が騒がしくなるということがある。 大人は、そうでもないのでは。良くも悪くも。それは、自分の領域が、決まっているからであろうか。ということは、逆に子供は、領域が決ま…

粗削りな原点

なぜ、心のエネルギー・精神的なエネルギーが、なぜ無限ではないのかと。さらに言えば、そもそも、なぜ、エネルギーであり、資源に、限りがあるのかと。さらに言えば、そもそも、全ての物ごとにおいて、なぜ限度があるのかと。 限度があるというよりも、限度…

両極

ある歌手の話によると、より高い声を出せる様になる為には、同様により低い声も出せる様にならなければならないらしい。どちらか片方だけ伸ばすのではなく、両方を伸ばす必要があるということである。 両方を広げなければ、どちらも広がっていかないというこ…

ⓒ 2015 週刊Coelacanth